遠心機
KUBOTA 2410
遠心機
テーブルトップ遠心機です。最高回転数は4,000rpmで、50ml用バケット4本架けのスイングローターを装備しています。冷凍機は装備しておりません。
一見すると「餅つき機」のようなデザインですが、インターロックなどの安全装置を装備し、また、バケットの脱落など、万が一の時のパッシブセーフティーのため、造りがしっかりしており、安心感があります。
加速・減速カーブを穏やかにコントロールする事ができますので、スイングローターを装備している事と相まって、良い分離が期待できます。
ルーティーンプログラムをメモリしておく機能はありませんが、同じモデルのメモリ付きのものは3万円も高価！
この遠心機には、処理終了などを告げる「アラート」機能があります（ Off にしておく事もできます）。処理が終ると「ピロロローン」と、それらしくないアラート音に和まされます。それでも扉のロックを解除しないでいると「ピピッ、ピピッ」と促されます。
この遠心機は、回転数（rpm）と遠心力（g）の表示を切り替えられるので、実際の遠心力（g）を直接指定して運転する事も可能です。
しかし、最終的には使用するバケットによってロータ半径が微妙に異なりますので、個別に計算して運転条件を設定します。
久保田商事のホームページにある「遠心力自動算出システム」を使えば、ウェブ上で簡単に、そして正確に遠心力（g）が求められます。これと反対に、ある遠心力を得るためには、回転数（rpm）をどのように設定して運転すれば良いかを求める事ができます。
スイングローターの場合、ロータ半径は、ヨークとバケットの組み合わせからデータを取得する事ができますので、遠心力（g）と回転数（rpm）の対応により、これらを相互に変換できます。